クオリティ・オブ・ライフ(QOL)はさまざまな視点で考える

QOLを高めて幸せを追求する

現在では、「婚活」という言葉や「勝ち組・負け組」という言葉がすっかり定着していますが、その一方で「クオリティ・オブ・ライフ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。この言葉はアルファベットでQOLとよく略されて使用されたりしますが、個人にとっての幸せや生活の質の指標を指す意味合いの言葉です。「QOLを高める」などのような使われ方をしています。また誤解されやすいのが「生活レベル」の意味と同じに解釈してしまっていることですが、両者は似て非なるものですので注意しましょう。
さて、女性にとっての一般的な幸せの定義と言えば「お金持ちなイケメン男性と30歳までにゴールインする」とイメージされる方も多いことでしょう。そのような理想になるべく近付かないと、負け組として惨めな女になってしまうと焦っている方も見かけますよね。確かに、お金もイケメン男性との結婚も幸せを満たす要素の一つではあるかもしれませんが、それが必ずしも自分にとっての幸せに繋がるとは限らないのです。「結婚の代わりに手に入る自由」「お金が少ない代わりに得られる精神面や時間のゆとり」などのほうが、実はよっぽど本人にとって幸せなこともあります。
このように、生活レベルが低くなったとしても、本人のクオリティ・オブ・ライフの観点からは高い場合もあります。世間の固定観念や自分の固定観念にとらわれず、さまざまな視点で幸せの形を追求されてみるとよいかもしれません。